今週の二ュースVOL.42
◎業界初、国産材合板への「カーボンフットプリント」表示
木材流通にも環境対策に関する情報公開やコンプライアンス意識が浸透してきているようだ。
4月20日のR.E.port最新不動産ニュースによると、住友林業の子会社である住友林業クレストが製造・販売する国産材合板への「カーボンフットプリント」表示を5月より開始するという。木材製品の表示は、業界初の取り組みとのこと。
「カーボンフットプリント」とは、直訳すると、「炭素のあしあと」と訳されるように、製品の現材料の調達から廃棄・リサイクルにいたるまでのCO2排出量を表示すると言うもの。2008年6月より経済産業省が主導で制度普及に努めている。
記事によると、2006年度から東京農工大学と共同で、原材料調達、製造、輸送、販売、使用、再利用、廃棄まで、すべての段階での環境負荷を総合して評価する方法を用いた調査を行なってきたという。
07年度には、住友林業クレストの小松島事業所が製造する合板を調査した結果、原材料調達から生産までの温室効果ガス排出量が把握でき、同社製品への「カーボンフットプリント」の表示が可能となったとのことだ。
環境対策には今後様々な「見える化」が普及していくが、現在は各社独自の手法によって「見える化」を進めている。各企業が技術開発を盛んにすることは好ましいが、エンドユーザーの視点に立つと、本当にその環境評価指標が信用できるか、何を根拠に評価しているかという正当性が求められている。 |